【梅雨の読書】作中で雨が降り続くおすすめ小説3選!雨の情景に深く浸れる名作を厳選
「6月の梅雨の時期、雨ばかりで外に出るのが億劫だな……」
「おうち時間を充実させるために、本当に『雨』が印象的に描かれている小説が知りたい」
そんな風に悩んでいませんか?
外が雨だからこそ、作中でしとしとと雨が降り続く物語に浸る読書時間は、何よりも贅沢なひとときになります。ページをめくる音と窓の外の雨音がシンクロし、物語の世界へ吸い込まれるような感覚を味わえるはずです。
この記事では、読者の皆様が最高の雨の日の読書体験ができるよう、実際に売られている本の中から「作中で重要な雨が降っている作品」だけを3冊厳選してご紹介します。
1. 物語の背景に「雨」が流れる小説をおすすめする理由
単に雨の日に読むだけでなく、「雨が降っている小説」を選ぶことには、特別な読書体験の魅力があります。
- 天候のシンクロによる圧倒的な没頭感:自分のいる現実世界の雨と、作中のタイムラインで降る雨が重なり、登場人物と同じ空気を吸っているような臨場感が生まれます。
- 雨が引き出す人間の繊細な心理:雨宿りによる偶然の出会いや、雨の音に隠された本音など、雨という装置が物語をドラマチックに仕立て上げます。
- 憂鬱な「長雨」が美しい背景に変わる:小説を通して雨の描写を味わうことで、ジメジメした天候が「情緒ある美しい景色」として捉えられるようになります。
2. 【厳選】作中で印象的な雨が降り続く名作小説3選
それでは、いま実際に書店やネットで購入できる、雨が舞台の傑作をご紹介します。
①【雨の朝だけの秘密の逢瀬】『小説 言の葉の庭』
新海誠監督が、自身のアニメーション映画をより瑞々しい言葉で小説化した、まさに「雨」が主役の名作です。
- あらすじと雨の要素:靴職人を目指す高校生の孝雄は、「雨の日の1時間目は学校をさぼる」と決めていました。ある雨 of 朝、日本庭園のあずまやで、彼は謎めいた年上の女性・雪野と出会います。それ以来、二人は約束を交わすことなく、雨の朝だけその場所で時間を共有するようになります。
- 見どころ:しとしとと降る緑の雨、激しい土砂降りなど、様々な表情の雨が二人の距離を近づけ、時に阻みます。言葉選びが非常に美しく、雨の匂いや静けさがそのまま伝わってくる一冊です。
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②【降り止まない雨と少年少女の選択】『小説 天気の子』
日本中を熱狂させた大ヒット映画の原作小説。映画と同じく新海誠監督自らが執筆した、圧倒的なスケールで描かれる雨の物語です。
- あらすじと雨の要素:離島から家出し、異常気象によって連日激しい雨が降り続く東京にやってきた高校生の帆高。彼は都会の片隅で、祈るだけで空を晴れにできる不思議な力を持つ少女・陽菜と出会います。天候の調和が狂っていく時代の中で、二人は運命に翻弄されながらも、自分たちの生き方を選択していきます。
- 見どころ:東京の街を灰色に染める果てしない豪雨と、陽菜の力によって一瞬だけ差し込む美しい光のコントラストが、文章からも鮮烈に伝わってきます。「世界」と「大切な人」のどちらを選ぶかという重厚なテーマに、雨の日の長い夜も一気読みしてしまう引力があります。
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③【梅雨の始まりから終わりまでの奇跡】『いま、会いにゆきます』
市川拓司氏による、映画化でも日本中で涙を誘った、梅雨という季節そのものが舞台のファンタジー恋愛小説です。
- あらすじと雨の要素:妻の澪(みお)に先立たれ、不器用に生きる巧と6歳の息子。澪は生前、「1年後の雨の季節に、私がどんな風に生きているか確かめに来て」という絵本を遺していました。そして1年後、本当に梅雨が始まったその日、記憶を失った澪が二人の前に姿を現します。
- 見どころ:物語は「梅雨の始まり」とともに動き出し、「梅雨の終わり」とともに切ない結末へと向かいます。ずっと雨が降り続く背景が、家族の温かい時間をより一層特別で愛おしいものに引き立てています。
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